「しめじんに学ぶ」試合のプランニング
ご無沙汰してます。今月、二月の19〜22日の間お母さんとオフパコする予定が立ち、ウキウキしている雨崎です。
んでね、今回はしめじんの牌譜を検討というかどういう意図を持って打ってるのか予想するっていう回なんだけど(全然違ったらごめんね)、まずはしめじんの紹介からしとこうかな。まあ大体の人は知ってるとおもう(´•ᴗ•⸝⸝ก )
しめじん(学名:bunashimeji〆)とは、主にカンボジアに生息する大型のご褒美カフェオレである。日本に飛来した際、とあるバカども三人に「イナバブッチいかね?」と半ば拉致のような形で連れていかれ、あげくの果てにはガストでメシを奢らさせられたという不幸な経歴の持ち主。雨崎の2年越しの友達であり、師匠のような存在でもある。いつもお世話になってます(´•ᴗ•⸝⸝ก ) ピザおごって💢
麻雀においては守備型というイメージを持たれがちだが、精度の高い手牌・山読みを駆使した鋭い押しもよく見られる三鳳の鉄強。某モンゴルの姫にも「手牌が見透かされてるみたいでなるべく同卓したくない(((;◔ᴗ◔;)))」とまで言わせしめじん、打牌スピードも速いため苦手とする人は多そうだ。雨崎もこの前ひどい目にあわされました(´•ᴗ•⸝⸝ก )
これは個人的な感想だが、独特な打牌が多い印象である。が、一つ一つにそれ相応の理由がありこれを究明するのが今回のブログの目的でもあるので、皆さんも一緒に考えてもらいたい。
では紹介はこれくらいにして、牌譜の方を見ていこうか。
今回のゲストはこの方!
みゅーる「みゅみゅっ!(´•ᴗ•⸝⸝ก )」
あめざき「みゅーちゃんおはよう!牌譜検討するよ!」
みゅ「みゅー…(´•ᴗ•⸝⸝ก )」
あめざき「あーんかわいい(´•ᴗ•⸝⸝ก )」
ユニ・チャーム超快適👹(多忙)「はよやれや💢」
あめざき「ごめんね(´•ᴗ•⸝⸝ก )シュン」
ということで牌譜検討やっていきます(´•ᴗ•⸝⸝ก )
あめざき「なるほど、南ポン打8pは形決めてるね。ドラ5sと白、4pが対子ということで南から鳴いてもかなり潰しが効きそうな手牌。《役牌ドラ対子の時はバック仕掛け》理論と似たような感じ。さらに役牌ドラ対子の時と違って、もし速いリーチが来ても白落としがしやすいのもいいね。これ鳴くか鳴かないかでは速度が段違いだと思うよ。これは単純に取り入れていきたい鳴きだね(´•ᴗ•⸝⸝ก )みゅーちゃんはどうおもう?」
みゅ「みゅっみゅっ(´•ᴗ•⸝⸝ก )」
あめざき「おーよしよし、かわいいね〜(´•ᴗ•⸝⸝ก )」
ユニ・チャームパーカー鈴侍「まじめにやれ💢」
あめざき「(´•ᴗ•⸝⸝ก )シュン」
これは強いリーチだ。1枚目の打9pの時点、あるいはもっと早くからこの手はチートイにすると決めてそう。ただあまりに早く5pやら5s切ると河が弱くなるし、赤引きもあるしで5sはある程度引っ張るのが良く思う。待ち候補は白と発の2枚持っておけばまあ充分でしょう。この辺のかなり気を使うであろうチートイケースの序盤を難なく、かつバランスよくクリアできるのは凄い。
うーん、この外しはどうなんだろう。東場の親だしドラ1あるし、1s切りで変化も少し弱くなってるしで俺は即リー打つかな。と思って見てたけど、ドラ東も見えてないし二軒とも19字牌整理が終わって結構速そうなんで、先制リーチの恩恵は普段より少ないか。であればもう少し様子を見て、充分な形になったら考えるって方針なんだろうか。とここまで書いてて思ったけどこういうラフなリーチは打たない打ち手だったね。どちらがいいかは置いといて、こういうのを自分の中である程度システム化しているからこその打牌スピードなんだろうなと思う(´•ᴗ•⸝⸝ก )
みゅ「ふあ〜(´•ᴗ•⸝⸝ก )」
あめざき「あ、みゅーちゃん毛布かけないと風邪ひくよ(´•ᴗ•⸝⸝ก )」
2pか3sか。ドラ3ということで単純に受け広い2p切りも良さそうだが、しめじんの選択は3s。染めてハネマン以上を目指すというのもあるだろうが、それよりも
①1sが三枚飛んでソーズ変化が弱いこと、そもそも赤5sを使わないとマンガンにならない
②1sが早い=4sはそこそこ持たれてそう
という要素の方が大きいように思う。こういう立体的な思考を瞬時にできるのが彼の大きな強みだろう。
順目は進んで、トイメンの北2枚リーチを受けて2pツモの場面。カン3pでテンパイしたので赤5sは押したが、2枚目の無筋2pは止めて中を落として回り…
鮮やかな満貫ツモ。4pくらいは押す人も多そう(というか雨崎は押す)だが、234567pのどこを引いてもテンパイ復活となる。放銃が痛い上にピンズの方が濃いとなると安易に打ってはいけないピンズなのかもしれない。この回した上での和了は非常に彼らしい和了と言える。
ある程度の点差ができ、かつ5ブロックが既に揃っているかわし手なので初打ドラ中とする。当たり前といえば当たり前なのかもしれないが、彼のようなゲームプランニングに長けている打ち手はこういうキー牌の扱いが的確なように思う。少なくともこういう類のミスはほとんどしないだろう。この後引いてくる3sをツモ切り、9s→発と切っていることから元々形を決めていたことも伺える。当たり前のような一打だが、このシーンに限らず局の方針をしっかりと定め、それに準じて打てる者は三鳳といえどそうはいない。雨崎なんかはホイホイぐらついている。
みゅ「こっくりこっくり(´•ᴗ•⸝⸝ก )」
その後リーチを受けての打3pも丁寧。こうすれば危険牌の14pを押さえつつ、最終的に筋2pを打ってのテンパイも見込める。もっともこの状況でモロヒの2pを打つかと言われると彼は打たなさそうだが、それでも14pよりは確実にマシである。将来的に通る牌にもなりやすい。
追記:宣言牌裏筋の1pの危険度はさほど高くなく、むしろ2pの方が危険度が高いまであると思うがどうだろうか。このあたりは雨崎もよくわかんない(´•ᴗ•⸝⸝ก )
この手は鳴かないとあがれないので一鳴きはするが、安牌候補を抱えての打8p。形が良いとは言えないので、ある程度スリムに構える方針か。
そして個人的に一番驚いたドラ8s切り。ゲームメイクする上での絶対条件として放銃にだけは回らないという意志の表れだろう。そういえばシャンテン数と同じ数の安牌を抱えるシステムっていうのがあったようななかったような(´•ᴗ•⸝⸝ก )
そしてこの発残しが功を奏し…
結果こうなる。これは彼にしかあがれない倍満なのではないだろうか(そんなことなかったらごめん(´•ᴗ•⸝⸝ก ))。
もちろん7sを引いて裏目る世界線もあったろう。が、仮に7sで裏目を引いたとしても彼の麻雀がブレることはないはずだ。そしてこれは単なる結果論ではなく、彼の意志が引き寄せた倍満なのである。こういう実の結び方もあるのかと素直に感動した雨崎であった(´•ᴗ•⸝⸝ก )
今度はこれ。たぶん大体の人が6s切るんじゃないかな?少なくとも雨崎は目先の枚数で6sを切る。
だが、他家もそろそろテンパイでいつリーチが飛んできてもおかしくない。この手がテンパイする頃にはほぼめくりあいになっていることだろう。
そして場況も含めて考えた時、下家を飛ばしてのトップはもちろん、和了自体がかなり偉い場面に見える。満貫にしろハネマンにしろ、ここでの和了は大きくトップに近づく。
これはそういった将来を見据えての一枚切れ東落としと見て間違いなさそうだ。この6sを残すことで56sツモ時に充分めくりあいに参加できる手となる。一手先、二手を考えての選択をすんなりと行えるのは流石としか言いようがない。
みゅ「…zzz」
あめざき「ぼーやはよいこだ、ねんねしな(´•ᴗ•⸝⸝ก )」
次の牌譜に移る。
ブロックが足りない時は数牌を持つのがセオリーだが、この1p切り、のちの9p切りも彼らしい。中が暗刻となり、あがりに近づいてはいるものの形としては決して良いとは言えない。であれば、役牌を絞りつつ他家の動向を探りながら手を進める、という意志のある打1pではないだろうか。
局は進んで東3の親番。親とはいえしょうもない手で形も苦しい。東が見えたところで合わせる。
かなり他家に持たれてそうなピンズ上の味見も兼ねた9p切りか。
この時点ではチートイ、メンツ手共に2シャンテンなので完全に方針を固めたわけではなさそうだが、どっちかというとチートイ寄りな感じだ。
2sを重ねたところでチートイ固定の6p切り。打8pとしないのは鳴かれてのテンパイを嫌いつつの6p先切りといった意図だろうか。5sはそこそこ山にいそうなところなので残す。
トイメンが安牌の発を手出し。これを見てテンパイと読んだかはわからないが、8pを押さえての5s切り。このあたりの感覚は彼独特のものだろう。
実際トイメンは8pと9mを対子、白を暗刻で持っておりどちらかを鳴けば69sテンパイという状況だった。
結局トイメンは次順に69sを引き入れ8pと9mのシャボでテンパイ。しめじんは最後まで8pを押さえてチートイ8p単騎でテンパイを取り流局。このあたりの読みや感覚がかなりの確率で結果とジャストしているのが恐ろしいところだ(((;◔ᴗ◔;)))
みゅ「すやすや」
続いて二本場、47sでテンパイした場面。
競っている上家が78sを落として染め気配だ。
残り5枚の47sでリーチとはいかない。この局はリスクを抑えつつ確実にあがって連荘を狙う方針だろう。この後西を引くも258sの三面でリーチとはせず、47sでダマ続行し和了を拾う。どれが正解かはさておき、局の初めに立てた方針をブレずに貫けるのは彼自身の麻雀に対する確固たる自信が伺える。
続いて三本場、オタ風西を鳴いて染め移行のリャンメンターツ落とし。ピンズは孤立牌こそないものの形が345567とかなり良く、残った南を鳴いてヘッドレスに構えてもテンパイしやすい。シャンテン数は落ちるが、ドラ8pが絡めばさらなる打点も見込める。こういったオタ風対子が二つで孤立牌も弱い手は融通が利きにくいので、融通が利きやすい牌姿へと持っていくのも一つの手だろう。
これらも非常に彼らしい選択だ。
1枚目はオタ風ドラの東は切れず、手牌も苦しい。であれば一つでも多く安牌候補を抱えるというプラン。
2枚目も役牌ドラの南は打てず、形が悪過ぎるので5sから。
ただしこういった配牌降りとも言える選択は、彼のように手牌の見極め方が的確な打ち手でなければ推奨できない。三麻はひとつふたつの有効牌でかなり手が見違えることもあるため、むやみに乱用するとあがり逃しに繋がる。(以前雨崎もしめじんを勝手に真似しようとして和了率がえらいことになったことがあるのだ!(´•ᴗ•⸝⸝ก ))
安牌を残したことで他家の動向にも難なく対応でき、理想的な横移動。点数を伸ばしているのはトイメンだが、実質的に試合をコントロールしているのはしめじんとも言える。的確なプランニングが生んだ結果だ。
あめざき「牌譜を二つ見ただけだけど、かなり学ぶ部分が多かったね。正直彼の思考を全て網羅できる自信はないけど、おれなりに考えられて良かったかな。あってるかどうかはわかんないけど(´•ᴗ•⸝⸝ก )」
みたらだめ90「一打一打に明確な意志を込められる打ち手ってそうそういないからな。やっぱすげえよあいつは。」
あめざき「あとは十段、天鳳位が待たれるね。安定段位も高いし余裕でいけそうだけど(´•ᴗ•⸝⸝ก )」
お母さん「んだんだ。ところでお前みゅーるさんどうした?今日のゲストだったろ」
あめざき「めっちゃねてる(´•ᴗ•⸝⸝ก )」
優子「イナバブッチw」